ステップアップノート30古典文法基礎|入試の古文問題集の王道!

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報オススメ国語の参考書82選ステップアップノート30古典文法基礎|入試の古文問題集の王道!
科目 古文
出版社 河合出版
目的 古典文法の知識のインプット
対象者 MARCH以上レベルで古文の知識を整理したい人
難易度 MARCH以上レベル
分量 30テーマ 83ページ
使用期間 高3~夏休み明けごろまで
ジャンル 古典文法問題集

・オススメポイント
古典文法の重要ポイントを短期間で網羅的にインプットできる
・注意点
文法の解説は薄いので、初学者は教科書や講義系の参考書を併用すること。
また、古文が苦手なら「やさしくてわかりやすい古典文法」から始めるのがおすすめ。

古典文法の王道と言える問題集『ステップアップノート30』

『ステップアップノート30古典文法基礎』は入試の古典文法で得点を取るための王道とも言える問題集です。

文法の項目が30のテーマに分かれて掲載されていて、問題演習、知識の整理、暗記事項がまとまっています。レイアウトも見開きの中に必要事項がまとまっているので1日に進めるテーマ数を決めて取り組んでいくと短期間で古典文法を習得できる内容になっています。

文法を理解する際に併用した方がいい教材は…

ステップアップノートは文法のテーマや解説がコンパクトにまとまっていますが、情報が整理されすぎていて初めて古文を習う人には分かりにくい部分もあります。そういう場合は教科書や講義系の参考書も使って文法を学んでいくようにしてください。

文法を学んでいく際に併用する教材としておすすめなのは、『望月の講義の実況中継』や『富井のはじめからていねいに』などの講義系参考書です。これらを使って文法事項のキモや、問題演習をする際の必要最低限の情報を身につけながら、知識の整理としてステップアップノートの問題を解いていくと効率が良いでしょう。

古文の問題はなかなか点数が取れないという人や、国語の試験問題でいつも古文に時間を取られてしまうという人は、読解以前に簡単な古典文法の知識に 弱点がある場合が多いです。英語と同様、単語の意味や文法事項がわかった上で初めて長文を読み解くスキルが身につきますので、今回紹介するやり方に従って順番に知識を身につけていってください。

<h2ステップアップノートはMARCH以上を狙いたい人向け>

ステップアップノートの30のテーマをやりきった段階で到達できる実力はMARCH以上を狙えるレベルです。そのためもし、共通テストの古文である程度の点数が取れれば問題ないという人にとっては少しオーバースペックな参考書になっています。共通テストだけでいい人には『やさしくわかりやすい古典文法』という問題集がおすすめです。

「やさしくわかりやすい」の方が問題が簡単でとっつきやすく、並んでいる問題も見開きに載っている解説の問題そのまんまというパターンが多いので解きやすいです。全く古文を初めて習う人や、古文への苦手意識が強い人はこちらから取り組んでいく方が良いでしょう。

またどちらの問題集についても、注意すべきポイントがあります。それは、これらの問題集をただ解けるようになるだけでは実際の入試問題で点をとるには不十分ということです。問題集に出てくる課題は、それぞれの文法テーマを解説するために一文だけ抜粋する形で掲載されています。しかし実際の入試問題でこのような形式の出題は稀で、長文の中で読解していく必要があるのです。そのためステップアップノートや、やさしくわかりやすいで身につけた古典文法の知識を使って実際の問題を解く練習を積み重ねる必要があります。あくまでもインプット用の教材だということに注意してください。

類似の問題集との違いは?

ステップアップノートと「やさしくわかりやすい」を比較すると、 問題量としてはどちらも同じようなボリュームです。ただし難易度が異なります。やさしくわかりやすいの方が古文が苦手だったり嫌いな人向けの、本当に簡単な問題が並んでいるという感じです。ステップアップノートの方は実際の入試レベルの問題が掲載されているので、全部解けるようになった時に到達できるレベルは ステップアップノートの方が高いです。

また、「やさしくわかりやすい」の方に掲載されている暗記事項はよくまとまっていて、 実はここをしっかり暗記できていれば大抵の大学の問題は解ける基礎力は身につくのですが、問題を解ければ良いというスタンスで取り組んでしまうと不十分です。これは、多くの受験生がやりがちな失敗なのですが、問題の答えが分かるということと、回答の根拠となる文法事項が理解できていることは別物。必要な文法知識をどのように適用して問題を解くのか分かることが重要です。

これらの問題集に取り組む時期的な兼ね合いを考えると、「やさしくわかりやすい」よりもステップアップノートをマスターした方が入試問題に対応できる網羅性の高い知識が身につきます。古文にかなり苦手意識がある人以外は、講義系参考書と一緒にステップアップノートをマスターすることで古文を得点源にしていくことをお勧めします。

まとめ

ステップアップノートは、マスターした時に到達できるレベルがMARCHクラスということも含めて、古典文法の王道とも言える参考書です。古文に苦手意識がある場合は「やさしくわかりやすい」の方からとっかかりを掴んで、できれば ステップアップノートに載っている文法事項もマスターできた方が良いでしょう。

ただしステップアップノートは情報がコンパクトなゆえに古文の初学者には理解しづらいところもあります。教科書や講義系の参考書を併用することでその辺りを補強しつつ、大学入試の古典文法の問題を解く際に必要な知識を効率的にインプットしていってください。ステップアップノートで身につけた知識を過去問で練習することで、古文を得点源にできる実力を身につけましょう。

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